2015年10月2日金曜日

お年頃の汗を喜ぶ

お年頃の汗を喜ぶ

第2の人生、お年頃になってくると、わけもなく体がカァーと熱くなり、額や首周り、後頭部からワァーと汗が噴き出し、お化粧もあっという間に崩れてしまいますよね?
ぴょんもまさしくその時期で、ここのところ寒くなってきたのに、”あ~暑い暑い!どもならんわ~この汗”なんて連発していました。

この汗、普通に暑くてかいたり、運動してかく汗とは全く違い、岩盤浴とかに行ってもいっこうにサラッとしてて、メカニズムが全く違うようです。
どちらかというと、緊張してかくときの冷や汗に似ているんですよ!
そこで、そのメカニズムを調べてみました。

やはり、女性ホルモンの急激な減少が原因なのですね。
自律神経には、頑張る交感神経と、リラックスの副交感神経がありますが、女性ホルモンには、過剰な交感神経の緊張を緩和して落ち着ける働きがあります。
この女性ホルモンが減少すると、交感神経過剰な状態が続き、イライラしやすい、不安になりやすい、動悸や目眩、パニック発作を起こしやすい、鬱々しやすいなどの状況に陥りやすくなります。
血行動態も悪くなりがちなので、上半身に熱がこもり、下半身は物理的に冷えやすくなります。

これは体にとっては好ましくないことで、何とかこの緊張を解きほぐすために汗をかきます。
汗をかくことで、副交感神経への揺り返しがおこり、リラックスしようとする体の治癒反応と捉えることができます。
ですから、普通の熱を冷ますためだけではなく、副交感反射を起こすための貴重な汗なのですね。

人は昼間は活動の交感神経、夕方からはリラックスの副交感神経が働き、寝ている間に本日の食べ物のチェックや、ガンの芽をつぶすなどのリンパ球が働いていてくれますが、交感神経が優位な状態が続くと、このような免疫力も低下して発ガンの原因を作ってゆきます。
ガンを発病した皆さんにお尋ねすると、”更年期のときも、いっこうに汗などかかなかったばかりか、寒くて冷えて冷えて仕方がなかった!”と答えられる方が多いです。

日頃から、運動やお手当てで、汗をかける体にしておくことは大切ですし、お年頃の汗もこのような働きを考えれば、有り難い汗なのですね。
体がちゃんと調整しようとして、治癒力を高めていてくれるわけですから、”おおきに、おおきに”と喜んで、前向きに過ごしてまいりましょう。

尚、女性ホルモンの急激な低下を防いでソフトランディングするためには、納豆、豆乳、豆腐などの大豆製品、プラセンタ等を補い、軽く汗をかく程度の運動を続ける習慣が有効ですヨ♪

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