2015年11月4日水曜日

腎の健康を守る

腎の健康を守る

肝臓とともに沈黙の臓器と言われるのが腎臓です。
腎臓は辛抱強く働き者で、その機能が10パーセントに低下しても症状が出ない場合もあるほどです。
反面、気がついたときには状態がどどの詰まりになっていて、透析寸前ですよ!と脅されるのですから、本当に早い内から養生されることをお勧めします。

我が国では、2013年のデーターで透析患者さんが31万人を超えており、今なお増え続けています。
透析にかかる費用は、1人当たり月額35万円ほど、年間にすると約420万円はかかると見積もられており、単純計算すると1兆3020億円が、健保財政でまかなわれており、この先の高齢化人口の増加を考えると、国の未来が心配になります。

腎臓は細かい毛細血管が毛玉のように丸まった糸球体と、それを包むボウマン?、そして尿細管より出来ており、この濾過機能を働かせるためには、とにかく毛細血管の傷つきを抑えて目詰まりを起こさないことです。
透析を受ける方の半数近くが、糖尿病性腎症ですから、ここでも糖を上昇させない養生が基本になります。
以下、箇条書きにあげますので、ご参考ください。

1,甘い物と油物を控え、血管を詰まらせないこと

2,リンを減らす・・・加工食品、インスタント食品、冷凍食品、乳製品、ハム、ソーセージ、食肉加工食品等

3,ビタミンDを増やす・・・魚、キノコ、乾物を摂るほか、お日さまを浴びて散歩をする

4,タンパク質は植物性のものの比重を高くし、窒素系の処理量を減らす

5,クエン酸を摂る・・・塩分を減らして、レモンなどの甘橘や、酢での味付けを工夫する

6,腎障害を予防する組み合わせは、毛細血管の血流をよくするタンポポ茶(ショーキT1)と粘膜の炎症を鎮める補腎剤である通竅です。 疲れると尿の出が悪くなるといった症状がすでに度々ある方は、即始められることをお勧めいたします。

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