2015年11月10日火曜日

外食と炎症

外食と炎症

生体にとって、一度誘発された炎症反応は適切に収束されなければならず、この制御機構が破綻すると慢性炎症や組織障害へと発展します。
炎症を助長するもののひとつは、糖分の摂りすぎ(血糖値の急上昇)であり、もうひとつは分子中に二重結合を多く含む多価不飽和脂肪酸のバランスの悪さにあります。

多価不飽和脂肪酸はメチル端から数えた二重結合の位置により、それぞれω3系列とω6系列に分けられます。
ω6系列の油(紅花油、ひまわり油、コーン油、ごま油、乳製品などに多く含まれる)は、適度にとればコレステロールを低下させたり、血管を丈夫にする働きがありますが、過剰になると炎症を促進し、痒みや痛みを伴う症状の原因、ひいては発ガンや老化の原因につながってゆきます。
これに対し、ω3系列の油(青魚の油・・・DHA、EPA、えごま油、しそ油)は、レゾルピン、プロテクチンと名付けられた炎症収束を促進する抗炎症脂質メディエーターを含み、血栓を溶かし、血液の流れを改善し、急性炎症を冷ます働きがあります。

ω6:ω3の比率は4:1程度が理想で、慢性炎症に至らないような理想的な生体を維持しますが、現代人のこの比率は20:1ほどになっていると言われています。
さらに外食が多い方では、30:1ほどの割合になるということです。
この割合からみると、若い年代の方にアレルギーが多いことや、乳ガン、子宮ガン、卵巣ガン等のガンが40代を中心にした若い方々に多いのも頷けます。

疲れると歯茎が浮いて痛む方、リンパ節が腫れやすい方、口内炎がなかなか治らない方、体に痒みが出やすい方、喘息や咳、痰などがすぐに出てくる方などは、かなりω6系の割合が高くなっていると思われます。
考えてみれば、魚料理の回数は少ないですし、魚の皮と身に間に多い油の部分は、避けて食べる傾向にあるのではないでしょうか?

外食が続くと、本当に食べるものに困ってしまいます。
イタリアン、ピザ、ハンバーグなどの洋食、中華料理、そして天ぷらやカツ丼を食べれば、ω6系の宝庫ですし、その油が使い回しされて酸化されていれば、食べた直後から、皮膚に痒みがきたり、強烈に肩が凝ってきたり、歯が浮いてくることがあります。
なるべく、お魚や豆腐の定食物や、野菜を豊富に使ったメニューを注文されることをお勧めしますが、毎日が外食という方は、おかずを自分でセレクトしてこれるようなカフェテリア方式のお店を行きつけにするとよいですね♪

私は、外食の後にはこのバランスをとるために、活性型DHA(アルガトリウム)をすかさず服用しています。
痒みや痛み、凝りなどの症状が出ている場合は、速やかに改善されるので、身をもってこの効果を体験しています。
私の感じでは、特に首から上の症状に良いようです。
毎日服用すれば、脳の酸化と衰えを防ぐことができます。

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