2015年11月11日水曜日

女性と肝の健康

女性と肝の健康

中医学では、肝は疏泄を司るというように、様々な状況に応じて適切に血液を分配したり、体内に取り込まれたものを必要に応じて振り分け体を作り替える物質に置き換えたり、体にとって良くない物を解毒する働きを担っています。
女性は出産、子育てという重要な役割があり、体内のホルモンもめまぐるしく変化するために、肝に大きな負担をかけやすいのですが、その分、女性ホルモンが肝の働きを助けています。

女性ホルモンには、抗ウイルス作用、抗酸化作用、血管拡張作用、脂質代謝促進作用、骨粗鬆症予防作用などがあり、次なる生命を宿すために女性の体を守っています。
ところが、閉経とともに女性ホルモンが低下すると、体は急激に酸化されやすくなり、脂質代謝が低下して、内臓脂肪が蓄積しやすくなることにより、TNF-α、インターロイキン6等の悪玉ホルモンが放出されて、体に慢性の炎症を起こしやすくなります。
したがって、女性は閉経を迎えたら今まで通りの生活ではなく、以下のことに気をつけてください。

1,野菜やきのこを入れたスープ等で、抗酸化力を補う

2,お魚メニューや活性型DHAの補給で、炎症を起こりにくくする

3,大豆製品や酢タマネギで血流をよくする

4,月経が停止したら、活性酸素を生みやすい鉄分の摂りすぎに気をつける

5,イライラ、クヨクヨなどの情志不遂の感情は、猛毒の神経伝達物資を分泌させて、肝機能に負担をかけるので、平常心とリラックスを心がける

6,仕事量を減らして、疲れを感じたら十分な睡眠を優先する

7,血液中のアンモニアの三分の一が筋肉で処理されると言われるように、筋肉をつけることは肝臓を助けることにつながるので、散歩や体操でこまめに体を動かして、筋力を落とさないように注意する

8,タンポポ茶で解毒を助け、慢性炎症を防ぐ・・・・・・等ご参考ください。

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