2015年11月25日水曜日

抗病力スケール作成の勧め

抗病力スケール作成の勧め

お客様からよく、”どのくらいやれば治りますか?”という質問を受けますが、速答してさしあげたくても出来ないのが辛いところです。
これは、同じ病名の同じ症状でも、体の中身は誰1人同じではないからです。
同じ処方をして、1週間で治る兆しが見えて来る方もあれば、3ヶ月目にして変化が現れる方もある!・・・これは中身の抗病力の違いです。

皆さん、ご自分の体の抵抗力や免疫力、体力を物差しとして想像してみたことがあるでしょうか?
まだ8割くらいある方も、2~3割に低下している方もあると思います。
具体的に数値化するのは難しいけれど、今までの生活を振り返り、自覚することは可能です。

1,抗病力の貯金を使い果す行為
*食べ過ぎ、飲み過ぎ
*炎症助長食品のとりすぎ(甘いもの、揚げ物、インスタント、加工食品)
*過労
*寝不足(良質な睡眠がとれていない)
*座りっぱなし、運動不足
*強いストレス(家族との別れ、介護、劣悪な人間関係、辛いと思ってやる仕事など)

*脳のストレス (~やらねば、嫌々やる、辛抱する、解決しない問題を堂々巡りして考える)

2,抗病力を貯金する行為
*少食腹七分
*抗酸化食品をとる
*疲れたら睡眠を優先する
*入浴や手当てで体を温める
*体操や散歩で随時気を巡らす
*好きなことをやる
*楽しい気持ち、ワクワクする気持ち

これを今現在だけでなく、10代、20代、30代・・・・と今までのライフイベントを書き込んでみます。
特にライフイベントにおける心の状態が、最も免疫力や抗病力に影響します。
例えば、自分のことですが、20代リウマチで3年間ほど痛みで苦しむ、30代に母が亡くなり強いストレス、40代から親の介護13年寝不足続く・・・等の貯金放出イベントを赤字で!
30代タンゴダンスで発散、40代中医学をワクワクして勉強、、50代フルートを楽しむ・・・等の貯蓄イベントを青字で書き込む!
こういったことで、差し引きしてみると、自分の予備能力や、具体的にこれから何を補ってゆけばよいかの方針がたってくると思います。

体はとても正直です。
体に良いことをやってあげれば、必ず治るための復元力は働きますし、それを妨げるような心でいると、食養生や漢方等を用いても効果は半減してしまいます。
病からなかなか抜け出せない方は、ご自分の性格パターン、モノの考え方パターンを見直してみることも必要です。

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