2015年12月25日金曜日

三つ子の魂100まで

三つ子の魂100まで

この言葉は本当に重みのある言葉ですね。
我が薬局での出来事をご紹介します。
2015年の5月に薬局天井裏にて、数匹の黒猫が生まれたようです。
お母さんは野良ちゃんで、6月の10日、1匹の子猫を育児放棄してしまったようで、お勝手天井に穴をあけて救出・・・ロロと名付けて育てることに・・・。
さらに1ヶ月後の7月10日、もう一匹の子も育児放棄してしまったようで、天井裏で子猫が泣き叫んでいます・・・またもや脱衣場天井にあなをあけて救出!!!・・・フィンちゃん(もう終わりにしての意味)

この1ヶ月の違いはとても大きく、驚くものがあります。
当時、先に救出したロロは、丸々と肥えてクマのプーさんそっくり!!!
やんちゃで人なつこく、ものおじしないです。
人の言葉や表情がとてもよくわかり、私たちの言葉にちゃんとおしゃべりをして返答してきます。
そして甘えん坊、ただし大事に育てたためか、運動神経がイマイチで、ネコのくせに、よく足を踏み外します。(苦笑)

ネコのお母さんに育てられたフィンは、一回り小振りで、どちらかというと恐れで人見知り。
何を考えているのかわからない、ミステリアスなネコです。
そして、人よりもお兄ちゃんネコのレオやルクにスリスリしにゆきます。
運動神経は抜群、天井裏を母ネコと歩いていたためか、野生本能も強く、マーキングなども盛んです。

この1ヶ月の差・・・ネコの成長は早く、生後2ヶ月までに脳が作られ、性格や行動パターンが形成されてゆくそうです。
従って、人に育てられたロロは、人とコミュニケーションできるネコで、ネコに育てられたフィンは、ツンデレでネコっぽいです。
姿形は似ていますが、スゴイ違いですよね。

同じ事が人の赤ちゃんにも言えます。
人の場合は、複雑多機能に脳が形成されてゆくので、歩くなどの運動機能を後回しにして、脳だけがおそろしく発達してゆきます。
赤ちゃんのうちに、沢山の声かけ、素敵な音楽、肌の触れあいなどの愛情を受けた子供は、どんどんと脳の回路が開かれて、コミュニケーション能力に優れた人に成長します。
逆にこの大切な時期に十分な愛情が得られていないと、その部分の脳が開かれていないために、自分本位になったり、相手の立場を考えるなどの能力に問題が生じやすくなります。

只今、子育て真っ最中のパパ、ママはお子さんが小さい今を十分に満喫して楽しんでくださいね。
それがゆくゆく、素晴らしい親子関係、人間関係を築いて行きますからね。

あ~もう手遅れやわ!と思う方も、このようなしくみを理解するだけでも実は変化が訪れますよ。

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