2016年1月14日木曜日

薬局より中風警報発令中!

薬局より、中風警報発令中!

昨年末~脳卒中で倒れる方が急増しています。
年末年始は、飲食の機会が増えること、行事が多く過労になりやすいこと、冬の季節の寒さなどの要因がありますが、先日ご紹介したような気温の日較差や気候の急変も、中風を起こす要因に非常に関係しています。

中医学では脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの病を中風と呼び、突然起こる意識障害、半身不随などを主症状とする病証をさし、その病因病機は次の5つがあげられます。

1,情緒の失調・・・長引く精神ストレスや、急激な情緒変化による肝気、気血の上逆により、脳血管が損傷しやすい

2,飲食の失調・・・暴飲暴食により脾胃を傷め、痰湿が内盛し加熱されることにより、経絡、血脈に滞りを生じる

3,過労、寝不足・・・解毒力の低下、陰血の消耗を招き、血液が汚れ粘性が高まり、血管を詰まらせる易くする

4,寒凝血ヲ・・・寒冷の気候、加齢による酸化、糖化により血脈不通が起こりやすい

5,異常気象・・・急激な気温の変化、冬なのに温かい、夏なのに寒い等の逆風により、自律神経に変調をきたし、血管に大いなる負担がかかる

ここのところ、若い方でも中風で倒れる方が増えているのは、1~4に加え、異常な気象が関係していると思われ、当薬局では中風警報を発令して、注意を呼びかけています。

具体的には
1,頑張りすぎを避けて、他の季節よりものんびり過ごす

2,怖い映画や哀しい映画を観ず、楽しめるもの、ほのぼのしたものを観る

3,愚痴は止めて、楽しいお話をする

4,腹七分を心がけ、食べ過ぎた後は野菜の解毒スープなどで手当てする

5,起床時に疲れや凝りがとれていない方は、タンポポ茶や発酵紅参、循環元等の漢方を利用

6,疲れたら、食べることより眠ることを優先し、無理をしないこと

7,ストレッチ、体操、散歩、入浴、温灸など血液循環を促進し、体を温める手当てを施す

8,起床時は、指先や手足をよく刺激してからゆっくりと起きる

★来週から急な寒波が到来します。
しっかりと体を手当てして、中風を防いでください!!!

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