ストレスの餌食にならないで!
こちらのお客様で、平成21年に悪性リンパ腫を患われ、RーCHOP療法の治療後、漢方+食養生に専念され、再発もなく順調に過ごして来られた方が、今年1月に入り新たに胆管ガンがみつかり、まさに寝耳に水の出来事でした。
漢方も服用し、食養生やお手当てもきちんとやっておられた方で、気持ちもいつも前向き、体調もよろしかっただけに、こちらも相当なショックを受けたのですが・・・・。
このような状況には、必ず原因があるはず!!!と思い、何か変わった事情がなかったか詳しくお尋ねしたところ・・・・昨年9月にお身内を突然亡くされ(まだお若い方)折り重なる相当なストレスがあったことがわかりました。
いつもとても明るく振る舞っておられ、まさかそんな出来事があったとは、微塵も感じさせない方なのですが、一見とてもお元気なこのようなタイプの方こそ、要注意なのです。
まわりに迷惑や心配をかけたくない!!!という気持ちが強くて、自分の本当の感情を外へ吐き出さずに溜め込んでしまうと、知らず知らずのうちにストレスの餌食になってしまいます。
ストレスとは、人を成長させるものでもありますが、受けたストレスに対して対処法や心の持って行き処が見つからないと、延々と堂々巡りの思考に入り、不安や解決しない不愉快な感情に支配されます。
これを、私は”イヤイヤホルモン”が出ている状態!=ストレスの餌食!と呼んでいます。
この”イヤイヤホルモン”が放出されると、血管は収縮し、血液の流れは細くなる、解毒力は低下、慢性炎症が起こる、腸内免疫の低下等、体にとっては蛇毒に匹敵するほどの悪さをするため、肝臓は必死になってこのホルモンを解毒しようとして頑張ります。
従って、このようなストレスで最も負担がかかる場所は、肝臓、胆管、膵臓などの部分です。
この方の場合は、漢方+養生をしていたからこそ、黄疸等の症状もなくすんでいたのですが、心のの養生の部分が厳しかったのだと思います。
人は誰しもストレスを受けますが、ストレスに強いとは?
まず、自分の状況を客観視できることです。
”ああ辛いな!今の状況では、自分はヤバイぞ!可哀相すぎる、これではガンになっちゃうよ!”
って、まず思うだけで、ストレスの元電がバチン!と切れますよ。
そしてとりあえず、自分が楽になり、心が解放されるための解決策を決めます。
このとき、夜間や気持ちが落ち込んでいるとき、不安なときに決定するのは止めて、明るくなって気分が落ち着いた時の心に従って下さい。
そして、後は決断したことにブレずに前進することで、不安が打ち消され、自信がついてきますよ。
食養生や各種手当て、薬や漢方の力よりもさらに免疫力に影響するのが、心の問題です!!!
病は気から!がわかる方は大丈夫ですが、科学的な頭脳を持つ方には、目に見えない心の問題やストレスを侮りがちな傾向があるので、今一度ご自分を振り返ってみてくださいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿