治る理由と治らない理由
ガンの患者学研究所の川竹代表は、病が治るにも治らないにも理由があり、治るためには、治らない理由ではなく、治る理由をただひたすら積み上げなさい!
と言っておられますが、中医学でも同様の考え方をします。
病に打ち勝つかどうかは、病邪の勢いと、扶正力(病に打ち勝つための体力、免疫力等)において、扶正力が勝ったときに勝利の軍配が上がります。
病に打ち勝つための戦略を立てるには、現在の病邪の勢いと扶正力のチャージ量を弁証論治により正確に知ることです。
病邪の勢いが強ければ、それを解毒したり勢いを抑えるもの(去邪)が必要ですが、気をつけなければならないのは、去邪すればするほど、体力を失うので、様子をみて補うことも併用せねばなりません。
扶正力が弱ければ、何が足りないかを知って、必要な物を補います。
ですので、抗ガン剤や放射線のような治療を受けるなら、同時に扶正力を補っておくべきです。
例えば漢方や食養生、お手当て、心の健康を保つ・・・というものがそれに値します。
先日、エボラ出血熱の報道番組を見ましたが、エボラに打ち勝てるかどうかは1週間、体力がもつかどうかで決まるそうです。
下痢や嘔吐による脱水を防ぎ、炎症を抑えて多臓器不全を防ぎ、点滴でウイルスを薄めてゆく等の措置で持ちこたえれば、あとは1週間の内に免疫がウイルスに対するミサイルを製造して、自然に治癒する人が何人も現れたそうです。
体は本当に治す力を持っているのですね。
この場合、点滴は扶正力にも去邪力にも働いたのだと思います。
不幸にして天寿が来る前に旅立たれた方には、やはりそれなりの理由があったのだと思われます。
ですので、自分の潜在意識にマイナスの情報をとりこまないでください。
心配したり、不安になるのを止めて、自分の扶正?邪のバランス戦略を信じましょう。
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