2016年4月12日火曜日

浮腫の原因

浮腫の原因・・・体はこんなときにむくみやすい!

浮腫の原因には虚と実があります。
体の水分代謝を司る臓器は、主に肺脾腎が関係しており、これらの臓の働きが虚すると水の巡りが悪くなります。
また風邪、水湿の邪、食毒、薬品毒、アレルギー元毒など臓器に必要以上に解毒のための負担がかかると、オーバーワークになり、処理しきれない代謝産物が溢れ出すのが実の原因です。

1,虚(気虚、陽虚)となる原因と対処法
疲れ、過労、寝不足、運動のしすぎ、身の回りの変化、長引く精神ストレスなどは、エネルギーを過度に消耗するほか、解毒への負担も増大します。
さらに、体が必要とする食事がとれていなかったり、胃腸の働きが悪く、摂った食事がうまくエネルギーに変換されない場合、臓の働きが低下して水分を運化する働きが鈍ります。
このような場合には、十分な休養をとり、酵素、紅参、コエンザイムQ10など臓を補い気の推動作用を高める養生が大切です。

2,実(痰湿毒)となる原因と対処法
食事のとりすぎ、甘い物、油物のとりすぎ、冷たいものや水分の摂りすぎ、薬品や添加物、アレルギー物質の摂取などは解毒に負担をかけるほか、体に炎症を起こしやすく、慢性炎症が原因でむくみを生じやすくなります。
まず、食事の内容と量を改め、酵素、タンポポ茶などを使って、積極的に清熱解毒してゆくことが大切です。

★年間を通して、こんな時が要注意★
1,年末年始・・・何かと過労になりがちに加え、いつもと違った物を食する機会が増える
2,インフルエンザの時期・・・風邪やインフルエンザのウイルスが体内に入ることで水分の貯留が起きる
3,春一番の時期・・・冬場に溜めた毒、花粉や黄砂など処理するものが増加する
4,三寒四温の時期・・・自律神経が大きく揺さぶられ、水の代謝に影響する
5,4~5月・・・入学、入社、引っ越しなど環境の変化に伴うストレスや無理がかかりやすい
6,梅雨時・・・外湿が高まり、体内の内湿が抜けにくくなる
7,真夏・・・冷たい水分の摂りすぎ、胃液が薄められることで脾胃が傷められ水湿の運化が低下する
8,夏バテ・・・汗のかきすぎ、寝不足などで臓の力が弱まり、水がはけにくくなる
9,秋・・・旅行等でいつもと違った食材、量をついつい食べてしまう
10,台風の接近・・・気圧の変化により水湿の運化に狂いが生じやすい

その他にお葬式や法事、結婚式、家族の介護など過労が続くとき
女性では、月経周期の高温期の時期や、ホルモンバランスが急激に変化する閉経前後も要注意
1ヶ月の内では、行事が続いた月末、月齢では新月や満月の時期はどちらも要注意
1日の内では夕方にむくみやすくなります

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