2016年4月6日水曜日

リンパ浮腫の養生法

リンパ浮腫の養生法

がんなどでリンパ組織を広く切除したときに起きやすいリンパ浮腫は、一度起きてしまうと元に戻ることはないと言われますが、悪化させないための養生、そしてやはり予防に勝る養生はありませんので、ご紹介したいと思います。

リンパ浮腫でお悩みの方は大変に多く、弾性ストッキングの着用や、適切なドレナージ等の手当てはしっかりと学んでおられることと思いますが、今回は食事や生活養生の観点から養生をお話いたします。

リンパ浮腫の大敵・・・疲労と鬱滞と炎症について!

1,疲労は何故リンパ浮腫を悪化させるのか?
引っ越し、長時間の法要、家族のの介護、寝不足、過労、運動のしすぎ、精神的な落ち込み等の後にリンパ浮腫は悪化します。
リンパを切除されたということは、体を浄化するための下水管の一部を取り外した・・・ということですので、疲労が重なり解毒しなくてはならないものの相対的な量が増えると、解毒が追いつかなくなりむくみが生じます。
積極的に解毒を促進するために、午後10時前の睡眠を取入れ、タンポポ茶、酵素食品を用います。

2,鬱滞を防ぐためには?
長時間の同一姿勢や、同じ事を堂々巡りで考える・・・などの行為は、気の巡りを止めてしまい、気の流れが悪くなると、血流も水の代謝も悪くなって鬱滞が起こります。
お勧めは、しんどくならない程度の八の字体操を仕事の合間などにこまめに取入れることです。
又、柑橘類や日本蕎麦、ジャスミン茶などは、気の流れをよくします。

3,炎症を防ぐためには?
体に慢性の炎症があると、リンパ管炎や蜂窩織炎の原因になります。
炎症を冷ますために、組織の水分が動員されてむくみが生じますので、炎症を起こさない工夫が大切です。
そのポイントは
★空腹時の甘い物を避ける
★ωー6系油の摂りすぎ、トランス脂肪酸を避ける
★発酵食品、酵素食品を取入れて、腸漏れによる未消化のタンパクの流入を防ぐ
★清熱解毒薬を用いる

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