大人のアトピーの養生
子供の頃からアトピー(敏感)体質で、ステロイドを用いたり、様々な漢方やサプリメント等を用いながらお付き合いしていらっしゃる方が沢山おられます。
一見、”落ち着いたかな?・・・治ったのかな?”と思える時期があるものの、ストレスや環境の変化で再燃することが多く、なかなか手強い体質病と言えます。
大人のアトピーの基本養生は、1に解毒、2に腸内免疫のバランス調整、3に粘膜の強化と除痰で、良好な状態を保つことができます。
1,解毒について
*甘い物やトランス脂肪酸等の毒を極力体に入れない
*切り干し大根、麩、高野豆腐、乾燥ワカメ、こんにゃく、キノコ類の解毒食材を大いに利用する
*寝入りばなの良質な睡眠が解毒の決めて(午後10時~11時には就寝が理想)
*各リンパ節とお腹をよく温める
*漢方ではタンポポ茶(ショーキT1)で解毒を図る
2,腸内免疫のバランス調整について
*ストレス特に、~やらねばとか我慢、不平、不満の感情が腸内免疫を低下させる最大の原因
*白砂糖食品は、腸管の動きを止め、動物性食品過多は、腸の悪玉菌を増加させる
*消化吸収、体の作り替えのメタボリズムを助ける発酵食品の摂取を心がける
*漢方ではナノ型乳酸菌製剤(腸活生)や万寿酵素で、腸管免疫のバランスを整える
3,粘膜の強化と除痰について
*肺と大腸の働きを強化するために、深呼吸、ヨガ、歌、管楽器の練習、乾布摩擦等を取入れる
*油(油脂)のとりすぎに気をつける
*甘い物は痰を作り、化膿させたり病状を長引かせる食べ物と心得る
*納豆、オクラ、里芋、長芋、もずく等、ネバネバ食品が粘膜を強化する
*漢方では通竅(冬虫夏草、紫蘇、紅参)で、粘膜を強化し、除痰する
また、必要に応じ、艶ゴールド(赤味や炎症をとる漢方)や苦草(化膿を防ぐ漢方)を用いることもあります。
炎症や化膿が激しいときには、揚げ物、餃子、キムチ、香辛料は禁忌食となります。
1~3の養生はアトピーのみならず、喘息、花粉症、アレルギー、パニックや欝等の症状、ガンや血管系の成人病の予防、認知症の防止にも効果があります。
なるべく早い時期から取入れられることをお勧めいたします。
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