2016年10月20日木曜日

治療方針、養生方針が決まらず迷うとき

治療方針、養生方針が決まらず迷うとき

抗ガン剤を勧められたが、受けたくない・・・でも抗ガン剤しか方法がないと言われた。

手術を勧められたけれど、体力がなく不安。
放射線を受けるべきか、そういったことをせずに養生すべきか・・・???
玄米菜食がよいのか、ゲルソン療法がよいのか・・・その選択により食べ物が全く違う

など、がんと向き合うときに、迷いが多く不安でいっぱいになります。

これは、どこか知らない目的地に行くときに、ナビを設定するのと似ています。
例えば、行き先が決まって、自動車のナビを設定します。
自動車のナビが古くて、行き先は近所付近までしか出ません。
そこで携帯のナビも作動させました。

途中まで同じことを言っていたナビが、あるところから片方は直進するように言うし、片方は右折するように言います。
行き先は同じなので、直進してから右折しても、右折してから直進しても良いのですが、土地勘のないところでは迷ってしまいます。
何だか両方のナビに翻弄され、グルグルと堂々巡りしているようで、迷って途方に暮れてしまった・・・本当に行き先に着くのか不安!
こんなとき、地図を見て下準備してあったりすると、標識などを見ながら直感にたよって、ナビを選択したり、自力で進むことができます。

がんの治療と養生もこれに同じで、いずれもゴールは完治あるいは普通に日常生活できることです。
それに向けて病院では三大療法を勧められるし、養生法もいろいろとあります。
ゴールは同じでも行く道が大きく異なる・・・人生ゲームのすごろくにも似ています。


そんなとき、どのナビ(治療方法、養生方法)を選択するかは、”自分はこれで行こう!”というあなたの直感です。
それぞれのナビの特徴についても、下調べしましょう。
例えば、抗ガン剤をやったときの利点と目標。そしてやったときのリスクは何か?
逆に抗ガン剤をやらないときにはどんな養生するのか?やらないときのリスクはどうなのか?
紙に書き出して整理してください!・・・これが地図を見る作業です。
さらに具体的に、どのような状況になったら止めて養生に切り替える・・・など方針をしっかりしておくことも大切です。

先ほど、直感に頼る・・・と言いましたが、皆さんががんになることは初めてのことで、経験もなくわからないことが多いでしょう。
ですので、仲間と情報交換できる場を利用し、多くの体験を共有し、直感力を高めてください。
自分のナビが決まったら、信じて前進することです。
途中で行き詰まったときは、またその地点からゴールに向けて微調整すれば大丈夫です。

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