2016年11月1日火曜日

気をつけたいアルブミンの低下

気をつけたいアルブミンの低下

食養生をしていて、順調で元気であれば言うことはありませんが、貧血やふらつき、疲れやすい・・・等の症状が現れたときは、一度食生活を見直してください。
アルブミンの値が3.8を切り始めたら要注意です。
アルブミンには
1,水分を維持し、血液循環を正常にする働き
2,体内のミネラル、ホルモン、脂肪酸、酵素などと結びつき、必要な場所に必要な物質を届ける働き
3,リンパ球の活性を高めたり、粘膜のバリアを強め感染から身を守る働き
4,筋力を高める働き
5,デンプンの消化吸収を穏やかにする働き
6,抗酸化、抗老化の働き
等があり、実際にアルブミンが低下すると、感染症を起こしやすく、抗生剤などの薬も効きにくい。
傷が治りにくい、病が長期化しやすく予後が悪い、筋力が低下し、体のすべての機能が低下する、浮腫、腹水、胸水が溜まりやすい・・・などの様々な不具合が起こりやすくなります。

アルブミンの低下は肝機能の低下によるもの、必要なタンパク質やビタミン、ミネラルの不足、肝血不足等により起こります。
玄米菜食等により、必要なタンパク質が不足している場合は、動物性のタンパク質も、総タンパク質の3割程度摂取していただくとよいかと思います。

また、色の濃い野菜(人参、トマト、パプリカ、小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、南瓜など)、黒い食べ物(黒豆、黒胡麻、小豆、ひじき、木耳など)等を穀物とともに摂ると、効果的に肝血を補います。

甘いもの、糖質の摂りすぎは、ビタミン、ミネラル不足と酵素反応を弱め、アルブミンの低下につながります。

足の筋力を鍛えることもアルブミンの上昇させるポイントですので、ご参考ください。

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