2016年11月15日火曜日

放射線中の養生

放射線中の養生

がんの勢いが強く、どんどん分裂して大きくなるのを防ぐために、放射線治療を勧められることがあります。
放射線には、地固め療法といって、砕けそうになる骨を固めたり、新生血管の増殖を防いでいったりする働きがあり、急場の対策になりますが、やはり根本的な治療ではないので、体の中身を変えてゆくことを、必ず併用しておかねばならないと思います。

特に放射線は熱毒で、ややもすると炎症を助長し、がんの幹細胞を刺激して、別の部分への転移を促進する可能性があるので、清熱解毒の養生をしっかりとしておくことが大切です。
清熱解毒の生薬には、白花蛇舌草、山茨姑、大青葉、半枝蓮、タンポポ茶、苦草等があります。
普段の倍量~3倍量くらい使用するのがよいかと思います。
食事でも、揚げ物、炒め物などにωー6系の油を使うことを控えてください。

また、放射線治療では、リンパ球の低下が著しくなるため、免疫を損ねない工夫も大切です。
野生紫霊芝や冬虫夏草などの生薬がリンパ球を増やす働きがあります。
食事でも、キノコ類、海草類をしっかり食べていただき、鶏ガラやスペアリブで出汁をとったスープも、骨髓の力を強めてくれます。

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