2016年11月8日火曜日

手術に関する迷いと不安

手術に関する迷いと不安

がんが見つかり、手術を勧められたけれど、とても不安で迷っている!
というご相談をよく受けます。
つまり、手術をした方がよいのか?せずに養生するのか?どうしよう???
ということで、漠然とした不安を抱えられているのだと思います。
では、ここで手術することに関する不安と手術しないでいることに対する不安とを整理し、解決策を見いだしてみましょう。

手術することに対する不安

1,かなり高齢である場合や、体力が低下している場合、手術に持ちこたえることができるだろうか?・・・主治医の意見を伺う
2,術後に関する不具合やQOLの低下、予測される事態について・・・対処法などについてを知る
3,患部が酸素に触れて、二次的な炎症や転移を誘発する可能性についての不安・・・最小限にしてゆく養生の仕方を学ぶ

手術しないことに対する不安

1,がんがどんどん大きくなり拡がったらどうしよう?・・・そうならないために、どんな養生ができるのかを学ぶ
2,養生だけで大丈夫だろうか?という不安・・・心のありかた、ストレスを受けやすい性質をチェックしてみる
3,手術を断ったら、先生に見捨てられるのでは?という不安・・・何故手術をしたくないのか?自分の考えを書き出して、順序よく主治医に話してみる

一方、手術をする利点と問題点、手術をしない利点と問題点についても考えてみましょう


手術をする利点と問題点
1,とりあえず悪い部分がとりきれる・・・けれども対症療法なので、根本的に中身を変える養生が大切
2,詰まりや塞ぎなどの不具合がとれる・・・こちらも術後の養生が欠かせない

手術をしない利点と問題点

1,体への侵襲がない・・・けれどもがんはあるので、養生が大切
2,幹細胞を刺激しない・・・同じく養生が大切

これらをよく考えてみて、本人とご家族の意向を十分に検討した上で結論を出せば、迷いがなくなります。

ご参考までに私の考えですが、あまりにも不安症、心配性であれば、手術ができるのなら行った上で、養生されてはいかがでしょうか?
術後の不具合が相当大変なものであれば、年齢もいっているのであれば、養生で取り組む・・という考えもありかと思います。

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