正月明けに多い熱結便秘
お正月に食べる食べ物というと、お雑煮、お節、お寿司、揚げ物、すき焼き、そして手土産の甘いスイーツなど・・・。
普段は少食に気をつけていても、年末年始はついつい食べ過ぎてしまった・・・という方が多いのではないでしょうか?
お正月明けに一番多い症状は、食滞による胃もたれと、お通じがスッキリせずにイライラする熱結便秘です。
熱結とは、文字通り熱で固まるもので、以下の原因が重なって起こります。
1,市販のお節など・・・保存が効くように味付け(塩分と糖分)が濃い、保存剤等の添加物が多い・・・消化に時間がかかり、胃腸が疲れやすい
2,揚げ物、すき焼きなど・・・油物は消化に負担がかかると同時に、組織に慢性炎症を起こしやすく、大腸に熱を持ちやすい
3,キムチなどピリカラの食品・・・胃腸に熱を生じやすく、津液を消耗し、大腸が乾いて内容物がコロコロになりやすい
4,お酒類・・・温熱性で脱水を起こしやすく、腸の潤いを低下させる
5,甘いスイーツ・・・腸管の運動を止めてしまう
等々、お正月の食事は、消化が悪く腸に停滞しやすい上に、運動を低下させ、熱を生じる・・・ということで熱結便秘の元になります。
熱結便秘の特徴は、便が硬くコロコロになり排出されにくい、尿の色が濃い、口が渇く、微熱があり体がだるい、イライラする、口臭がある、口内炎ができる、にきびなどの吹き出物が出る、お腹が張って痛む、舌が赤く、真ん中に黄色の苔がある・・・等
こうなったら食べるのを止めて、まず解毒排泄してスッキリさせることが大切です。
三度の食事の代わりにお勧めは、大根おろし、大根を使った料理、青汁、タンポポ茶など清熱解毒作用のある食材でお腹を清めます。
その後も、1~3日間は、七草粥や青汁豆乳などをいただき、腹7分の少食を心がけてください。
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