2017年3月15日水曜日

薬草蒸し風呂体験

薬草蒸し風呂体験

先日、お友達からご紹介されて、薬草蒸し風呂体験をしてきました。
創業70年の伝統ある、家伝田辺温熱保養所さんで、大垣市波須に位置します。

中に入るとよもぎの癒される香りが漂い、優しいおかみさんが迎えてくださり、玄関口からすでにほっこり!
ドキドキワクワクしながら、脱衣場に入ると、その先に酒樽をドッキングさせたような形の立派な蒸し風呂が現れました。
かなり大きな箱で、掛かり湯をした後に、タオル1枚だけ持参して、立って入るスタイルになっており、一度に大人4人が入れる大きさです。

さあ、いよいよ体験!!!
箱の入り口は、蒸気を封じ込めるためにかなり狭くなっており、かがんで中に入ると、中はほとんど真っ暗で、窓の外からの灯りで、ほんのりと床が見える程度!
よもぎや当帰、そして幾つかの伊吹薬草の蒸し上がった、何とも言えないリラックスできる香りが、ミストとなって肌を包みます。
立っているのが少ししんどい方もあるかもしれませんが、樽にもたれると、背中がとても温かく、言うに言えない気持ちよさです。

湯船に浸かっているのと違って、胸が水圧で圧迫されないので、かなり楽です。
そして、温かい蒸気が足元からやってくるので、お腹が芯から温まってくる感じです。

特に、お尻の悩みがある方、慢性の膀胱炎を繰り返している方、子宮や卵巣に腫瘍、筋腫、生理痛などのトラブルを抱えている方には、内部血流を良くしてダイレクトに効き目がありそうです。
また、更年期の女性特有のめまい、耳鳴りなどは、上熱下寒をいって、足元が冷えて上がのぼせることからきているので、足元から温まることで、とても楽になるように思います。

薬草蒸しは、サウナと違って乾燥しないので、アトピーやアレルギーのある方にもおすすめです。
最初の汗は、有害ミネラルや毒素が代謝されてくるため、何となく粘っこく、塩辛かったり、苦みがある汗が出るようですが、何度か出たり入ったりしていると、水のように味がしない汗が出たら、止めどきです。

汗はかきすぎれば、水分だけでなく、大切なミネラルも消費し、津液とともに気も消耗して疲れやすくなります。
これを補うには、睡眠が一番です。
また、あさり、ほたて、しじみ、牡蠣などの貝類は、補陰効果にすぐれ、汗により消耗した栄養をおぎなってくれます。
薬草蒸しのあとは、貝類のお味噌汁などを召し上がって、早めにお休みくださいね♪

さて、この田辺温熱保養所は、大垣市波須1-515-1にあり、午前10時~午後5時、5,15,25,26が定休日です。
電話:0584-81-4528 (特にご予約の必要はありません)
大人1700円 (1時間でも1日でも)で、飲食物はありませんので、お弁当をご持参の上、湯治される方が多いそうです。
横になって患部を温熱できるタイプもあり、こちらは別途1700円が必要です。

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