がん・・・実の養生は解毒
中医学では大きく分けて実(何かが有り余っていて病を呈する物)と虚(何かが足りなくて体力が落ちて発病する物)
とがあります。
自分の今の状態を知り、実であれば解毒してスッキリさせること、虚であれば補い体力を回復させることを優先します。
がんの養生で、よく玄米菜食が言われますが、これは解毒の食養生として大変理にかなっています。
一般的に発病したときは、皆さん元気で体力があります。
現代人が、がんを発病するとき、栄養足りずに発病するより、余分な代謝産物や老廃物が溜まりすぎて、それが慢性炎症を起こし発病することが多いかと思います。
玄米は、食物繊維をはじめ、代謝を促すビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素を含み、腸管を刺激し解毒を促します。
玄米とともにとる、発酵食品であるお味噌汁、納豆、季節の野菜等、体に負担をかけずに解毒を促し、体力もつけてゆきます。
さらに、解毒を促す食材として、
1,気を巡らす理気類(らっきょう、そば、柑橘類、ジャスミン茶等)
2,血液を巡らす活血類(青梗菜、酢、玉葱、カレースパイス等)
3,老廃物の解毒を促す化痰類(海草類、キノコ類、里芋、大根等)
4,利尿を促す去湿類(瓜類、豆類、ハトムギ、鯉、淡色野菜など)
5,慢性炎症をとる清熱類(葉物、青汁、夏野菜等)がお勧めです。
また解毒を促す生活習慣と手当て、心の養生は
1,早めの就寝を心がけ、睡眠の質を高める
2,気がついたら深呼吸
3,筋肉を動かし、気持ちよい汗をかく
4,温泉腰浴で、肝腎に血液を集める
5,リンパ温灸を行う
6,捕われや完璧症をやめる
7,根詰めたり、気を遣いすぎない
8,楽しい方へ考える癖をつける
などです。
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