日本は現在、不妊症専門のクリニック数が世界一と言われています。
その原因に、腎虚、肝鬱、痰湿、お血があります。
1,腎虚・・・晩婚化に伴い、出産する年齢が上がっています。
中医学では、出産適齢期は21~35歳。中でも一番充実した出産ができる年齢は28プラスマイナス5歳と言われています。
35歳を越えると、体力も少しづつ下降してゆきますが、精子や卵子にも老化が見られるようになります。
従って、35歳を越えた頃から、いち早く腎虚対策(老化を進めないための養生)を行っておくことが大切。
養生に手遅れはありませんので、赤ちゃん希望の方は、今すぐに腎虚対策を始めましょう♪
2,肝鬱・・・女性の社会進出、仕事と家事との両立、複雑な人間関係等、精神的なストレスを受ける条件がたくさんあります。
精神的なストレスは、脳の機能を疲弊させ、自律神経のバランスを崩し、正しい月経を起こすためのホルモンにも影響しています。
月経周期がバラバラであったり、基礎体温がきれいな二層性になっていない場合は、脳を栄養する養生を始めましょう♪
3,痰湿・・・子宝希望の方には、伝統的和食で腹7分の少食をお勧めします。
糖分、脂質が多く、ミネラル、ビタミン、繊維が不足した現代食は、体の解毒機能を弱らせ、妊娠力を弱めます。
飢餓で苦しんでいる国では出産率が高く、飽食の国では出産率が低下します。
つまり、飽食すればするほど、種の保存の為の危機感が失われ、受胎しにくくなると言われています♪
4,お血・・・ストレスや冷え、湿気などで気血の巡り、そして水の代謝が低下すると最終的にお血体質になります。
子宮が冷えて、生理痛や筋腫がある場合はお血を除去する養生をすることで、着床しやすくなります♪
保健室では、体質と状況に合わせた漢方&養生法をアドバイスしていますので、子宝希望の方は、早めにご相談くださいね♪
また、まだ結婚はしていなくても、将来の出産に向けて養生されることは、とても大切な事ですヨ!