2016年10月26日水曜日

腸閉塞の予防

腸閉塞の予防

腸閉塞といえば、こちらでも婦人科やお腹の腫瘍などで開腹手術された方によくあるご相談なのですが、先日うちの同居の義母が腸閉塞で緊急入院し、正直”えっ?”と驚きました。

最初は胃腸風邪なのかな?と思うほど突然に嘔吐しはじめ、脱水の予防のための点滴と吐き気止めを入れていただいていたのですが、激しい嘔吐と痛みが一向に治まらず、救急車で緊急入院したところ、腸閉塞との診断でした。

原因は定かではないのですが、20年ほど前に胆石の手術をしたときの、癒着があったのかもしれないし、何らかの原因で詰まりが生じて腸の内容物が降りていかない・・・ということでした。

でも、思い当たることがいくつかあります。

1,食事をするのがとても早く、しかもかなり大量に食べる
2,姿勢がくの字になっており、腸が圧迫されている
3,1日3食しっかり食べるのに、排便が3日に1回しかなく、便が硬くなり大変な時がしばしばある
4,偏食が多く、腸管の動きを止めてしまう甘い物(菓子パン、洋菓子、和菓子など)が大好きで止められない
5,甘い物を食べた後に、よく胃液が逆流していた
6,足がきかず、自力で立てないため、運動ができず、腸の動きも悪い
7,お腹が冷えて冷たい・・・・等

腸閉塞は一度起こすと再発もしやすく、場合によっては手術も繰り返すような病気ですので、とにかく再発予防に徹しなくてはいけません。
それには、腸の動きを良くすることと、詰まりやすい食べ物を防ぐことです。

1,消化の悪い物・・・玄米、乾物、山菜、きのこ、こんにゃく、海藻、冷たいもの等をさける
2,消化の良い白米のお粥、うどん、発酵玄米粉、柔らかく煮込んだ野菜のスープなどをメインにする
3,姿勢をよくして、お腹の運動をする
4,お腹を温める手当てをする
5,ウォーキングや気功、自分に合ったストレス解消法で気を巡らせ、詰まらせない
6,一度の食事量を減らし、よく噛んで食べる(早食いのクセを直す)
等です。

2016年10月25日火曜日

がんから学んだ本当の幸せにて講演

昨日は、敦子ママ主催の、がんから学んだ本当の幸せの会で、お話と演奏をさせていただきました。
郡上八幡の願蓮寺さんでのこのイベントは、とても意味あるものだと思います。
がんを始めとする様々な病気は、無理のしすぎや、心の声に素直に従えず、建前や体裁で頑張ってしまったり、本来の自分の生き方が封じ込められたりしたときに、起こります。
それに何とか気がついて、本来のあなたらしい生き方を取り戻しましょう。
魂を自由に解放してあげましょう、そして心と体に寄り添ってあげましょう。
今日の5人のお話は、共通してそこに集約されるのでは?
と思います。
願蓮寺さんのお御堂に、恩徳讃の歌詞が掛けられていました。
子供の頃に、お経のお稽古の最後にいつも歌った曲です。
”如来大悲の恩徳は、身を粉にしても報ずべし、師主知識の恩徳も、骨を砕きても謝すべし”
子供の頃は、意味が分からずに、骨を砕くなんて怖い歌やなぁ〜と思っていました。
でも、今では恩徳讃の有り難みがわかります。
辛いこと、ショックな出来事であなたが自分の人生に絶望しても、天は決してあなたを見捨てはしない、深い愛であなたは守られていることに、早く気がつきなさいよ〜
毎日頂ける食事、住む家、あなたを取り囲む人たち、これは当たり前のことでなく、奇跡に近い有難いことなのですよ(^^)
気づきこそが、治癒へのスイッチだと思います。
そして、願蓮寺さんお御堂は、それを容易にする気が溢れている空間です。
そんな思いから、今日のライブの最初に、恩徳讃を演奏し、皆さまで合唱しました。
そよ風のワルツ
涙のトッカータ
いつか王子様が
の演奏後に、全員で里の秋を歌い、また次回までの幸せと健康を誓い、素晴らしい1日となりました。

2016年10月20日木曜日

治療方針、養生方針が決まらず迷うとき

治療方針、養生方針が決まらず迷うとき

抗ガン剤を勧められたが、受けたくない・・・でも抗ガン剤しか方法がないと言われた。

手術を勧められたけれど、体力がなく不安。
放射線を受けるべきか、そういったことをせずに養生すべきか・・・???
玄米菜食がよいのか、ゲルソン療法がよいのか・・・その選択により食べ物が全く違う

など、がんと向き合うときに、迷いが多く不安でいっぱいになります。

これは、どこか知らない目的地に行くときに、ナビを設定するのと似ています。
例えば、行き先が決まって、自動車のナビを設定します。
自動車のナビが古くて、行き先は近所付近までしか出ません。
そこで携帯のナビも作動させました。

途中まで同じことを言っていたナビが、あるところから片方は直進するように言うし、片方は右折するように言います。
行き先は同じなので、直進してから右折しても、右折してから直進しても良いのですが、土地勘のないところでは迷ってしまいます。
何だか両方のナビに翻弄され、グルグルと堂々巡りしているようで、迷って途方に暮れてしまった・・・本当に行き先に着くのか不安!
こんなとき、地図を見て下準備してあったりすると、標識などを見ながら直感にたよって、ナビを選択したり、自力で進むことができます。

がんの治療と養生もこれに同じで、いずれもゴールは完治あるいは普通に日常生活できることです。
それに向けて病院では三大療法を勧められるし、養生法もいろいろとあります。
ゴールは同じでも行く道が大きく異なる・・・人生ゲームのすごろくにも似ています。


そんなとき、どのナビ(治療方法、養生方法)を選択するかは、”自分はこれで行こう!”というあなたの直感です。
それぞれのナビの特徴についても、下調べしましょう。
例えば、抗ガン剤をやったときの利点と目標。そしてやったときのリスクは何か?
逆に抗ガン剤をやらないときにはどんな養生するのか?やらないときのリスクはどうなのか?
紙に書き出して整理してください!・・・これが地図を見る作業です。
さらに具体的に、どのような状況になったら止めて養生に切り替える・・・など方針をしっかりしておくことも大切です。

先ほど、直感に頼る・・・と言いましたが、皆さんががんになることは初めてのことで、経験もなくわからないことが多いでしょう。
ですので、仲間と情報交換できる場を利用し、多くの体験を共有し、直感力を高めてください。
自分のナビが決まったら、信じて前進することです。
途中で行き詰まったときは、またその地点からゴールに向けて微調整すれば大丈夫です。

2016年10月12日水曜日

余命宣告を受けたとき

余命の宣告を受けたとき

がんの養生中に、余命宣告をされるケースが増えていますが、ご家族は余命について尋ねない方が良いと思いますし、仮に宣告されても鵜呑みにはしないことです。
人の生命には、計り知れない物があり、余命宣告ほど当てにならないものはありません。

人が人に対して余命宣告すること自体、間違っていると私は思います。

あと数ヶ月の余命の宣告をされても、元気で何年も過ごしている方もたくさんありますし、今まですこぶる元気だったのに、余命宣告をされたとたんに、本当にそのようになっていった・・・という例もあります。

ドクターは、最悪の事態を想定して、一般的には余命を短めに言われます。
それよりも少しでも長くもてば、自分が責められることもなく万々歳ですから・・・。

また、あくまでも病院でできる方法論をとっての物差しであり、養生などが加味されたものではありません。

ですので、余命を言われたとしても、気にしたり落ち込む必要はありません。
人は余命を宣告されても、されなくても、もともといつかはその時を迎え、御寿命がこれば旅立つのですから、それがいつかを不安がるよりも、今日ある命を大切に有り難く日々生きれば良いのだと思います。
囚われずに生きることで、心の免疫は上がります。

私達の心は、ドクターをはじめとする他人から傷つけられることはありません。
他人からの言動を、自分自身がどう受け止めるか・・・すなわち、心にショックをもたらし傷つけるのも、安心できるのも自分自身が生み出すものです。
上記の例のように、ドクターから余命宣告されても、自分はそれを受け止めず、ひたすら無になって養生した結果、どんどんと余命を延ばしている人があります。
逆に元気だったのに、余命宣告を受け入れ、自分で自分自身を傷つけ、その余命を潜在意識に送り込んだ結果、その通りになった方もいます。

潜在意識には、情報を正しく判断して改めさせる力はなく、あなたの思った通りに素直に働きます。
ですので、治りたい方は、決してマイナスのイメージをもってはいけません。
元気、幸せ、豊かなイメージをいつも心にいだいて、今日一日を生き抜いてください。

毎日のこの連続が、大いなる結果をもたらすと思います。

2016年10月11日火曜日

治るレシピ 朝の郭林気功

治るレシピ 朝の郭林気功

昨日、チャーリー横山先生の郭林気功宝塚に参加して、気持ちが本当にシャキッとしました。
こちらには、難病にかかり養生中の皆様がお越しになりますが、マイナス思考に毒されて堂々巡りするようなご相談に入ると、ややもすると自分も同じように迷いのスパイラルにはまってしまうことがあります。

ざわついた水面に映る月は、形を失い何なのか判断することはできませんが、静かに流れ鏡のような水面に映った月は、流されることなく凛として美しい・・・囚われのない心で、スムーズに気が流れていれば、正しい判断が出来て悩みをひきずることはないことを教えていただきました。

人と人はお互いに助けあって社会を形成していますので、私も自分に出来ることで皆様のお役にたちたい・・・と思いますが、ちっぽけな小さな頭で考えていても解決できないことが多いです。
そんなときに、自分を解放し、自然の一部になって天の声、大地からのエネルギーを有り難くいただくと、不思議と思いも寄らぬ解決策が降りてくることを体験しています。
解決できない問題は無いのだと思います。

風雪に耐え、幾千年も静かに立ち続ける不老松をイメージし、邪念を払い、呼吸となめらかな動きに意識を集中させると、頭は冴え渡り気持ちはニュートラルになり自分の立ち位置に戻ることができます。
自分が本来の自分らしく生きる事が出来れば、人は病気になることはなく、常に治癒力が働きます。
これが郭林気功とただのウォーキングとの大きな違いということ・・・髄に入りました。


朝の郭林気功を今朝行ってみると、命のリセットが出来たような気持ちになりました。

また、チャーリー先生がおっしゃったように、この気功は足腰の筋肉を半端なく使います。
重い病にかかったときに、治るか治らないかの分かれ道が、足腰の筋肉とそれがもたらす血流であることも学ばせていただきました。

2016年10月6日木曜日

治る人と治る機会を逸する人

治る人と治る機会を逸する人

同程度の病状でも治る方と、治る機会を逸する方とがありますが、その違いは???
日常の臨床で感じることを箇条書きにしてみました。

★治る人
1気づきがある人・・・自分の生き方、心のあり方、食べ物、生活習慣等のどこに問題があったかを気づける人
2アドバイスに素直に耳を傾ける事が出来る人
3どのような結果も、自分が生んだことと思える人(自分の生き方に責任をとれる人)

4直感力を大切にする人
5方針が決まれば、ぶれずに前進する人
6状況に応じて、臨機応変に軌道修正出来る人
7楽しんで養生する人
8ありのままの自分を感謝して生きられる人
9今このときを生きる人
10病気を向き合い根気よく改善しようとする人

★治る機会を逸する人
1自分の状態に気がつけない人
2頑固で人の話を素直に聞けない人
3自分の病気を、誰かのせい、薬等のせいにする人
4検査結果やデーターに捕われて一喜一憂する人
5ドクターショッピング、健康食品ショッピングを次々として、迷いが多い人
6何が何でもOO・・・という方法に頑固に捕われる人
7養生を義務のようにせねばならないと思い、辛い気持ちでやっている人
8医師のいいなりになったり、人を気遣いすぎて、自分自身の気持ちを封じ込める人
9過ぎたことを悔やみ、先々まで心配し、今生きているを有り難いと思えない人
10病気や養生をなめてかかったり、すぐに投げやりになったり、治った人の表面だけをまねる人

等々・・・治るスイッチを入れるのは、自分自身です!!!